昭和な弁当自動販売機を求めて・・・
最近の懐かし自販機ブームを受けて、今年の2月に北総方面へ自販機巡りをして来ま
した。今回で訪問2回目となる成田の「オートパーラーシオヤ」から利根川を渡り茨城
の「あらいやオートコーナー」へ、再び千葉に戻り佐原を通って小見川の「24丸昇」の
3ヶ所を回りました。その中で今回は「あらいやオートコーナー」の紹介になります。
あらいやオートコーナーは茨城県稲敷市の国道51号沿いにあります。
コカ・コーラのサインボードに書かれた「あらいやオートコーナー」の文字は色褪せ、
建物も一見するとプレハブの物置き小屋のような雰囲気・・・
本当に営業しているのか不安になる佇まいです。
それでは早速店内に入ってみましょう!
ひゃ~ 何というレトロ感でしょう!!
レトロな自販機3台中、稼働しているのは真中の弁当自販機のみです。
使い込まれ、年季の入った弁当自販機に
ちょっとコレ、本当に大丈夫なの?
硬貨を入れたら本当に弁当が出て来るのか・・・?
その弁当を食べても平気なのか・・・?
これほど「買うのが怖くなる自販機」も珍しい(^^;
そんな不安な思いも、いつしかわくわく感に変わり
まずは自販機前に色々と貼られている注意書きを読んでみると
なるほど年季の入った自販機はそれなりの扱いが必要なようです。
この手の自販機は単に買うという目的の他に、
ゲームのようにプレイする楽しみも付加されるんですネ!
さてさて、それでは買ってみましょう!
う~ん、どの弁当にしようか・・・
訪問時は「唐揚げ弁当」に「とんかつ弁当」と「焼肉弁当」の3種類でした。
以前は「カレーライス」もあったみたいです。
100円硬貨をそ~と投入
金額の赤い表示ランプが点いて
ボタンを押すと・・・
コットンと弁当が出て来ました~
あぁ 良かった!って
当たり前の事なんですけどね・・・(^^
ほっとひと安心したら、出て来た弁当もホットじゃないですか!
ナント、この自販機には保温機能も付いていたんですねぇ
弁当はラップで密封して、緑色の掛け紙で包装されています。
想像以上に衛生面はしっかりされています。
じのさんが選んだのは焼肉弁当です。
一見素朴な感じですが、何気に美味しいんです!
オーナーの奥さんの手造りなんだそうですが、
肉の品質やタレにも拘っているそうです。
これで300円なら大満足ですョ~!
ここのお弁当は地元でも人気みたいで、じのさんが滞在中もお客さんが入れ替わり
立ち替わり買って行かれる状況でした。聞くところによると1日に3回以上補充して
1日の販売数は50~100個にもなるそうです。しかし、この自販機のメーカーは既に
自販機の製造は行っておらず部品のストックも無いため、自販機が壊れたら弁当の
販売も終了してしまうそうです。実はこの弁当自販機は津上というメーカーの製造
で、現:ツガミは工作機械の世界的メーカーなんです。そして、この弁当自販機は
現在稼働しているのは全国で2ヶ所だけとなった超希少な存在なんです。
皆さんも、お近くに行った際は立ち寄ってみては如何でしょうか・・・
これまた年季の入った’70年代のポップな椅子も健在です。
懐かしい卓上型テレビゲームもありました。
訪問当日 テレビ朝日「ワイド!スクランブル」の取材を受けました~