チープ・トリック来日40周年
チープ・トリック日本初来日から40年目を迎えた今年、去る10月11日(木)に
東京・Zepp Tokyoにて、チープ・トリック来日40周年公演が開催されました。
「甘い罠」
ヴォーカルの ロビン・ザンダー 彼の甘いマスクと♪I Want You To Want Me♪
の甘く切ない歌声が日本の女子学生たちをメロメロにした
「甘い罠」この曲は、のちにセカンドアルバムからシングルカットされた曲で、
ビルボード・ホット100で7位まで上昇グループ初の大ヒット曲となりました。
コンサートでは曲中の♪Oh didn’t I didn’t I didn’t I see you cryin’のあと
続いてファンが cryin’ cryin’ cryin’と連呼するのがお約束でした。
チープ・トリックのファーストアルバム「チープ・トリックⅠ」
メンバー右から
リック・ニールセン
グループのリーダーで リードギターとヴォーカル
ステージでのアクロバット的なアクションが凄いのなんの
ギターコレクションも圧巻
トム・ピーターソン
長身のベーシスト&ヴォーカル 派手なアクションで
12弦仕様のベースを駆使して分厚いサウンドを放つ
ロビン・ザンダー
ヴォーカルとギター 甘いマスクと歌声で
アイドルド度№1のモテ男
バン・E・カルロス
葉巻をくわえたドラマー 80㎝もの長いスティックで
立ったまま叩くドラムは確実なリズムを刻む
セカンドアルバム「蒼ざめたハイウェイ」
このアルバムに収録されている「今夜は帰さない」のイントロはなんと
キーン コーン カーン コーンの学校のチャイムのメロディーなんです
「ハードロックの曲に学校のチャイムの音を使うなんて斬新じゃん!」
おちゃらけた所がチープ・トリックらしいと感じて一番好きな曲だった
しかし
実はこのチャイムはイギリスの「グレート・セント・メアリー教会」の
時計の鐘のメロディーで、曲の中で時間を告げる部分だった訳です
別におちゃらけていた訳ではなかったんですね・・・
でも偶然とはいえ日本人に馴染みのあったチャイムのメロディーが
使われていた事も日本人ウケした一つの要因だったのではないかと
じのさんは感じています
因みに日本の小中学校にこのチャイムの音が導入されたのは東京都
太田区立大森第四中学校が採用したのが始まりでその後全国の小中
学校に普及していったそうです。
NHK番組のチコちゃんに叱られる!でも紹介されてましたね・・・
アルバム表面はカラー印刷で、ハーレーに跨るニヒルな二人のメンバー その反面
裏面はモノクロで、自転車バイクに跨るコメディーな二人が ・・・しかも逆さま
アルバムジャケットから伝わるグループのアンバランスな印象が逆に新鮮だった
それ以上にメンバーのバラバラな個性から放たれるサウンドも刺激的だった・・・
武道館コンサートが収録されたアルバム 「チープ・トリックat武道館」
リーダーのリック・ニールセンは「武道館がチープ・トリックを有名にし
チープ・トリックが武道館の名を世界に広めた」といっています
当初チープ・トリックは母国アメリカでの評価は低く日本から人気に
火が付き この「チープ・トリックat武道館」のアルバムも日本国内のみ
での発売予定でした しかしこのライブアルバムがアメリカで大ヒット
米アルバム・チャートで最高4位を記録したのです 皮肉にもアメリカ
側からアルバムを輸入する形となったのでした
「チープ・トリックは日本のファンが育てた」といっても過言ではない
でしょう!
サイズが小さくなって、もう着れないチープ・トリックのTシャツ
40年の月日を感じてしまうのでした・・・